たき火~詩・ひとりごと

そのゆらめきは妖しくも優しい

モグラ

想いは空に吸い込まれ

足はぬかるみに沈んでゆき

もがくほどに沈んでゆき

煙ばかりが吐き出されるのです

 

両の手で掻き集めた宝物は

こぼれ落ちこぼれ落ち

網の目の粗さを嘆くばかり

 

陽に目をしかめ月に涙し

雨に打たれてぼんやりと

 

そして今日もモグラは穴倉に帰ってゆき

煙ばかりが吐き出されるのです