たき火~詩・ひとりごと

そのゆらめきは妖しくも優しい

仮構の城

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意味のないものに意味を見出し
価値のないものに価値をつけ
根拠のない自信を拠り所にして
二本足でかろうじて立っている人たち
 
理性と引き換えに不安を手に入れ
止む事のない罪の意識に苛まれ 
ありもしない理由を求めつづけ
自分を納得させて次へと進んでいく
 
そうして築き上げた仮構の城にも
徐々に浸み出してくるよ
塀の隙間からねっとりとした黒いものが
 
決してそれと目を合わせてはいけない
意識をそらし続け
仮構の城で生きる人たちへ